「慎吾さん慎吾さん」 「あ?なんだか」 「なんだとはなんですかなんだとは!桐青野球部紅一点ちゃんにむかってなんだって!」 「いや、特に意味はねーけど、つい言っちゃった感じなんだけど」 「うあぁん!慎吾さんのばか!!もっと優しくして下さいよっ!」 「優しくされてーの?ホラ、じゃぁこっち寄れ」 「あ、身の危険を感じる。やっぱりいいです」 「遠慮すんなってほらほら」 「ギャーーー!寄らないで下さいー!」 「逃げんなって」 「うわっ!どこ触ってんですかセクハラァァア!!」 「いーじゃねーか、減るもんでもないし」 「さっ最悪!最悪です慎吾さん!私の体は準太の物なのにっ!乙女の敵!とりゃっ」 「いってぇ、オイコラ!ボール投げんな!ヘボピーでも痛いんだよ!!」 「なっ、ヘボピーですって!?中学三年間ソフトで鍛えたエースちゃんは怒りました!いくら慎吾さんでもゆるしませーんっ!」 「うわっ、ちゃんマジ投球はやめよう、いいから、モーション入んなくて!!」 「乙女の敵っー!覚悟!!」 「あ、和己!助けて!」 「何やってんだおまえら」 「かぁぁあずさぁぁぁぁあんっ!!!」 「!?」 「キャラちがくねーかおまえ」 「慎吾さんは黙ってて下さいっ!うぁあん和さぁん!」 「ど、どうしたんだ、」 「慎吾さんが慎吾さんがぁあ」 「アレー、サンどーしたんすかァ?準サンとケンカでもしたんスかー?」 「利央」 「わっ!サンが和サンに抱き着いてる!ちょっと!準サンはどーするんスかァ!?」 「五月蝿い利央!あっち行けー!」 「うわぁあ!ひどいサン!」 「おまえら五月蝿い」 「で、どうした?」 「慎吾さんがセクハラしてきたんですっ!」 「慎吾またか・・・」 「が優しくしてって言うからさ」 「そーいう意味じゃ、」 「何してんスか」 「おー準太」 「準サン!」 「うわっ利央おまえ何泣いてんだ!?てか抱き着いてくんな鼻水つくだろ!」 「ひどい準サンッ!サンだって和サンに抱き着いてたのにっ!」 「・・・?」 「ヒッ!じ、準太(利央後でコロス!!)」 「どーゆー事だ?」 「いや、どーゆーことも何も!ね、ねっ!和さんっ!?」 「あ、あぁ。」 「和さんを甘やかしたらダメです」 「わかった・・・すまん」 「かっ、和さーん!?見捨てないで下さいよぉ!!」 「」 「な、ななな何ですか準太さま」 「何してた?」 「な、にも」 「?」 「ハイッ!」 「嘘はついたらばれるって知ってるよな?」 「ハイ!」 「この前嘘ついたらどーなるか教えたよな?」 「ハ、ハハハハハイィ!!」 「(何したんだ・・・)」 「で、なんで和さんに抱き着いたんだ?」 「慎吾さんがセクハラしてきたからです!」 「セクハラァ?」 「それで、」 「おいおい、俺だけが悪者扱いはやめてくれよ!俺だってホラ!」 「うっわァー・・・真っ赤ー」 「どうしたんだ慎吾、このボールの跡は」 「にやられたんだよ!」 「わ、すげーサン」 「ナイピだな」 「この前準太に教えてもらったんですー」 「その跡はにセクハラしてやられたって事ッスカ?」 「あぁ」 「自業自得ッスよ慎吾サン」 「準太!元はと言えばおまえがをちゃんと教育しないからだろ?先輩に向かって本気で投球してくるとかどういう教育してんだ!」 「慎吾も反省したほうがいいぞ」 「そーですよォ」 「教育はしてますけど、なかなか」 「エースの彼女も元エースのピッチャーって最高ですよね!」 「五月蝿い」 「すみません!」 「コラー!おまえら休憩時間とっくに終わってんだ!」 「げ!監督っ!」 「罰としてグラウンド十周!!」 「のせいだ!」 「なんでぇ!?」 |